"和紙を染めてうちわを作ろう”
7月25日(金) 10時~13時30分
参加者 子ども20名(3歳~小学6年生) お母さん9名
朝のあいさつの後、自己紹介をしました。3歳の子どもも名前と年をきちんと言えました。
次は「和紙を染めてうちわを作ろう」です。作り方は工芸グループ会の方に教えてもらいました。
初めは和紙の折り方です。
和紙をびょうぶだたみで四角や三角に折ります。四角や三角がきちんと重なるように折る事はなかなか大変です。きれいに重ならなかった子どもは「きれいにたたみたい」とやり直して上手にたたむことができました。
次は染め方です。
四角や三角にたたんだ和紙は染料のつけ方で10種類の模様ができることを表や染めた見本の紙を使って教えてもらいました。子ども達は表を見ながら「この模様にしたい」「○番の模様はどうしたらできるの?」と染め方を確認して赤・青・黄・緑・グレーの染料から2~3色を選び染めていきました。
染めた和紙を破れないようにそっと広げます。紙が広がっていくたびに模様が次々に現れ「うわぁー」「えー」という歓声が上がりました。
最後は、染めた和紙をうちわの形に切り、のりをつけたうちわの骨に貼りました。
出来上がったうちわをみんなで見比べ、自分のうちわのステキなところを発表してもらいました。子ども達は、大人では出せない色使いで、一人ひとりの個性が表れている、世界で一つしかないうちわを完成させました。
子ども達には製作に集中してもらいたいと、今回の昼食は、友の会の方に作ってもらいました。メーニューは、チキンライス、ポテトサラダ、そして、夏休みの集まりの目玉であるスイカのバスケットです。何度もおかわりをして、おいしく頂きました。
うちわの製作は、1時間半の作業でしたが、どの子ども達も集中して作ることができました。春休みから4か月ぶりに子ども達に会いましたが、以前、お母さんから離れなかった3歳の子どもがニコニコ顔で友の家に入って来たり、小学1年生に上がった子が、お母さんの手伝いなしでもわからない所を聞きながら作業をしている姿に子ども達の成長を感じました。
今回は紙を染めて模様が出来上がっていく不思議を体験してもらいたいと思いました。次回も子ども達に任せることを大切にしながら、新しい発見が体験できる事を準備したいと思っています。